🌿2日で往復1200km!はつらつ加茂谷神社総代会御一行、能登半島への旅

お久しぶりです、加茂谷地域おこし協力隊員1号、イワモトです。

最近、なんとなく1号が連投したら消えて、2号が連投する。。。というパターンが続いております、それでも一応まだ毎日更新の活動度マックスのブログでございます。

前回消えた時には愛媛から高知までひた走り、2日半で四国を一周するという無茶をしていた1号でしたが、今回はなんと石川県の輪島市まで行っておりました。

更なる無茶です。しかも、一人ではありません。

加茂谷のおじいちゃんおばあちゃん達総勢35名と、バスで1泊2日で行ってきたのです。

もう一回強調します。

バスで一泊二日です。

どれほどの無茶ぶりかぱっとご想像がつかない方のために、ちょっと図解してみましょう。↓

 

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はい。スパーッと日本を半分にぶった切ってる感がわかって頂けましたでしょうか。

片道、582km。往復、1164km。

お遍路で四国一周は約1200〜1400Kmと言われています。ほぼ、それに近い数字です。それを、1泊2日で、しかもしかも参加者の大多数が70歳以上というメンバーでやってのけたのです。

今日も加茂谷は、美しくそしてパワフルです。

時はもどって29日の日曜日の朝5時15分。

1号は小さな荷物を片手に十八女大橋の前の自宅から、集合場所のお松権現駐車場に歩いて到着しました。集合時間は5時半でしたが、ここに集まるほぼ全員が10分前には到着。「バス、遅いわ〜」とすっかり出発準備完了です。

 

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加茂谷の様々な地区からの参加者のために、集合場所も農協前や『まちだ』の前など数カ所ありバスが拾っていくのですが、どの集合場所でも皆さん見事に準備完了状態で待っておられる。

加茂谷は、どうやら「時間の5分前が本当の集合時間」という軍隊時間で動いておられるようです。すばらしいことです。

昨年まで、時間は守られなくて当たり前、遅れて当たり前、公共交通機関のダイヤさえ信用できなくて当たり前という国に10年近くも住んでいた身としては、改めて日本人のすばらしき美徳に感涙します。

 

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日曜日の朝早くという好条件で、車道はどこもスカスカ、実に調子よく鳴門を抜け、淡路島を渡り、あっとい間に本州上陸を果たします。

高速道もスイスイ、六甲山の北側を走っていた時に、イワモトあることに気づきました。

 

このルート。。。ワタクシの実家のすぐ横を通るんでない?

 

予想違わず、バスはトイレ休憩で我が実家から徒歩で30分で来れる西宮名塩サービスエリアに停まります。ああ。。。まじめにここから実家のある団地見える。

 

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サービスエリアを出発すると同時に、一番前の席に座っていた1号はガイドさんからマイクを借り、「え〜皆様、向かって左手の高台の団地を御覧下さい。うちの実家です。」とご案内。

加茂谷神社総代会輪島旅行、最初の観光は「イワモトの実家」です。

ちなみに、バスは団地の最寄りの駅の真横を過ぎていきます。「え〜皆様、こちらが駅です。イワモトの家はこの高台の一番上です。約1km歩きます。ご覧のとおり、団地内で思いっきり標高差があります」とご説明。

そうです。西宮の北部から宝塚一帯、六甲山周辺に住む人間は、そんな「毎日家まで山(急坂)登り」な日々を余儀なくされます。兵庫県が駅伝強豪県なのは、そういう環境もあります。

 

天気も満点、予定よりも少し早く、バスは北陸道武生インター近くのお昼ごはんのレストランに到着しました。

そう、ここはもう北陸です。米どころです。

 

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初夏の晴天の空とのどかな田園を見ると、あまり四国と違いがないように見えますが、道端に「さすが北陸、さすが雪国」なものを見つけました。

 

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福井県の海岸沿いを走って行くと、程なく海が見え始めます。

日本海です。

先週はひたすら碧くて青い高知の太平洋を見ていたと思ったら、今は福井で静かな風情ある日本海です。

ワタクシ、ただの徳島の地域おこし協力隊員はずだよね、長距離トラックの運ちゃんじゃないよね。。。と、ここ最近の自分の移動距離を思い、ふと遠い目。。。

 

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さて、下の写真 ↓ を御覧下さい。

 

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これは両手いっぱいの10円玉と50円玉の山です。

日本海の見えるこのサービスエリアで、イワモトはこの両手いっぱいの硬貨の山を前に、顔が (-_-#) ←こんなんになっておりました。

缶コーヒー130円を一本買ったのです。自販機で1000円札で買ったのです。

チャリんっとお釣りが落ちてきました。

チャリんチャリんチャリんチャリんチャリんチャリんチャリんチャリんチャリんチャリんチャリんチャリん。。。。∞

30秒ほど続きました。

お釣りの取り出し口が開くか心配になるぐらいもっさりとたまっておりました。

。。。福井県、870円をすべて10円と50円が返してきました。徳島県人に対するイジメです。一応全部10円玉でなかっただけ、ちょっと武士の情け的ナニカなのかもしれません(怒)。

腹がたったので、数えてみました。

。。。ちゃんと870円あったぜ。。。

 

 

 

予定よりも早く、2時前には一行は本日の「本当の」最初の観光地である金沢城公園に到着。

(ちなみに、ここに到着する数分前には、1号の兄一家の住む家の近くも通ったので、またもやマイクを借り「え〜皆様、ここから左手に3kmほどの所にあるのが、イワモトの兄の家です」と。。。)

 

この時点で既に8時間近くバスに乗っていたにもかかわらず、加茂谷ご一行様は、けっこう元気ハツラツです。

 

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大型車用の駐車場は金沢城から少し離れた所にあり、そこに至る道はおしゃれなお土産物屋が並んだ坂です。

 

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「お土産物屋」+「上り坂」という最強タッグのため、城門の前で既に先頭グループと最後尾グループとの距離が、ぐぐ〜っと開きました。

 

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公園内はガイドさん付きで二組に分かれて行動することになりました。

 

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お城だから当たり前ですが、園内がとにかく広い。

それでも、加茂谷ご一行は元気に歩きます。

 

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1号がいた1班は、城内に入りました。

ちなみにこの公園、城の中に入るのだけは有料です。でも、65歳以上は無料です。

まちがいなく、加茂谷ご一行はほぼ全員、無料です。

 

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比較的近年に復元された建物なのか、そこらじゅうピカピカしていて木の香りもする新築住宅のような感じです。

 

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展望できる階には、日本のお城の定番「超急角度の階段」を登り下りしなければなりません。

ふだんみかん畑やイノシシ猟でならしている皆様ですが、さすがにこの新築階段は妙につるつるしていてとても滑りやすそうなので、ゆっくりゆっくり気をつけて下ります。

 

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たっぷり15分は城内を観光して、外に出た1班。

あれれ?向こうのチケット販売所のところに見覚えのある顔のグループがようやく入ってきました。

 

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2班の皆様、いったい今までどこに行っていたんでしょう。。。?

(そして、彼らはあっという間に城の中から出てきました。その間約5分)

 

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1班のご一行は、城内の玉泉院丸庭園に向かいます。

金沢を代表する兼六園のモデルとなったと言われる庭園です。

ちなみに、兼六園はこのお城の真向かいにあります。金沢まで来たのに「敢えて」兼六園に行かないところが、加茂谷の心意気です。通なのです。

庭園に至る道はふたたび下り階段。広い公園内を歩きまわり、城内では階段の登り降りまでした1班御一行の顔には「。。。。」という表情が浮かんでおります。

それでも、行きます。加茂谷の意地です。

 

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ちなみに、2班はここでもあっという間に戻って来て(たぶん2分ぐらい。。。)、とうとう1班に合流してしまいました。

さて、加茂谷御一行の観光の特徴としては、なぜか石垣や城の佇まい、庭園の眺めではなく、建物に巨大な柱を見つけるたびにおじいちゃんたちが吸い寄せられていく。。。という不思議な現象があります。

 

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そして、口々に「この木材は、スギだ。ヒノキだ、ケヤキだ」「こんな大けぇのは今はもうない」「この柱、下の方割れとる」「ちゃんと乾かさんかったんか」と、鋭いツッコミが入ります。

たぶん、これが上勝や那賀町奥地のおじいちゃんとかなら、もっともっと激しいツッコミが入るでしょう。

徳島県山間部から来た観光客、木材に関しては、厳しいのです。

 

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城の外に出て初めて、座る場所がありました。

 

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ハツラツ集合写真の後は、ふたたびバスに戻り、石川県をさらに北上。

『加賀屋』で有名な海の温泉郷、和倉温泉に到着しました。

 

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昔は本当に海の中から温泉が沸いていたという和倉温泉。目の前に見えている橋の向こうの山は島です。

 

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4〜5人部屋で、今夜はイワモトは吉井から参加のおかあさん達とご一緒させて頂きます。

1時間ほどゆっくりと温泉につかったりお部屋でくつろいだ後は、いよいよお待ちかねの夕飯と宴会です。

 

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さて、こちらのお宿でも一般的な温泉宿の様に、宴会が始まったと同時に女将さんが出てこられて挨拶されました。しかも、今回は女将が所要で留守とのことで、なんと大女将さんがご挨拶でした。

ここまでは、極普通。

加茂谷の宴会の常として(?)あっという間にカラオケが始まったのですが、なんとトップバッターは大女将その人!

会場を盛り上げるために自ら歌い踊り出し、なんとその後ろには仲居さんまでがさりげなく踊り始めるではありませんか!

 

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加茂谷勢だって、負けていません。即座に参戦です。

宴会始まって5分後に歌い踊って拍手喝采というとてつもない状態になっております。

 

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最初の最初でほとんど無理やりいっきに盛り上がったあとは、カラオケ大会状態。

加茂谷男衆がマイクを握って振りもつけながら人気演歌を熱唱する中で、女性陣も頑張っておりました。

それでもさすがいつも日の出とともに働き日の入りとともに休む加茂谷に生きてうん十年。しかも、今日は5時集合。夜の10時頃には各部屋ともすっかり眠りにつきました。

枕が変わろうが、布団だろうがベッドだろうが、一応どこでも寝られる隊員1号。とてもぐっすりと眠らせて頂きました。

 

次の日、前の夜からあいにくの雨模様だったのが、そのまま続いてしとしと雨が降りしきる朝。

加茂谷一行は観光2日目に出発です。

 

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能登半島の突端にある輪島市まで、まずは約1時間のドライブ。

そして今回の加茂谷神社総代会旅行の目的である「重蔵神社」に参拝です。

なんと!雨があがってしまいました。どんどんどんどん打って変わった晴天の青空に変わっていきます。

 

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輪島の朝市からすぐ近くにある、わりとこじんまりとしたお宮さんです。

 

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最近の状況から、おじいちゃん達はちょっと真剣に地震の守護神を拝んでいます。

そして、皆さんこの石の名前がツボにハマったよう。どうやら加茂谷で「要さん」という方がお知り合いにいるようです。

 

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さすがは漆塗りの代名詞、輪島の神社だけあり、奉納物も最高級でかつ巨大な漆器ばかり。

宮司さんがひとつひとついわれなどを教えて下さいます。

 

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ちなみにここには輪島市最古の漆工芸品があります。

この扉です。普段はロールスクリーンで保護しているようですが、特別に巻き上げて見せて下さいました。

 

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そして、いよいよお土産ショッピングの会場、輪島の朝市に向かいます。

こんな能登半島の端っこで、しかも平日の月曜日の朝なのに、駐車場はもう大型バスでいっぱいです。

 

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輪島の朝市で売られているのは、どうやら海産物と農産物、そして漆器や木工品がメインのようです。

ごめんね輪島のおばあちゃん達。加茂谷から来ているうちの御一行、たぶん誰も能登半島に来てまで野菜は買わないと思う。。。

 

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朝市の通りの端っこには、なぜかとても新しそうな重蔵神社の「パワースポット」、産屋があります。

 

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どうやら柱を回って、自分の干支の上にたって柱を触りながらお願いごとをすると叶う。。。らしいです。

 

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歩き遍路のイワモトですが、実はパワースポットやお参り系にはあまり興味がありません。

なので、一足先に輪島の朝市全体と、周辺を見て回ることにしました。

 

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前述したように、朝市で売られているのは海鮮と野菜と木工品と漆器。

そして、イワモトは現在加茂谷在住。

野菜はいわずもがなですが、海産物だって「阿南の海側行けばあるし。。。」、木工品だって「こういうの、上勝や那賀町に行けば絶対ある気がする。。。」と思ってしまい、結局なにも買わずじまい。

唯一買ったのが、朝市の端っこの端っこのテントで出店をしていたパン屋さん。

「イカの塩辛パン」は、どうしてもどうしても食べてみないといけない!。。。と思ったのです。

いやいや〜、これがかなり美味しかったですよ。

 

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「昨年まで日本にいなかった」+「現在も家にテレビが無い」イワモトですが、どうやら輪島はNHKの朝のテレビ小説かなにかで最近舞台になったようですね。

朝市の地区に入る手前に、とても新築っぽいドラマ記念館がありました。

(ちなみに、こちらに来るときに通った自動車道では、一部の区間に道路上に意図的に細かなミゾを掘ってあり、車がその上を走るとタイヤとの摩擦音がこのドラマの主題歌になる「歌の道」もありました。すごい!)

 

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最後の最後は「輪島キリコ会館」の見学です。

ここで告白しますが、イワモトはここに来るまでず〜っと、「輪島キリコ」とは何かきれいな模様が入ったガラス製品だと思っていました。。。。

 

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思いっきり、まちがってました(汗)

 

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見ての通り、輪島キリコとは能登半島特有の平べったくてとても高いお神輿のこと、だったんですね。。。

 

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会場の隅では、実際に能登半島各地のお祭りがどのような様子なのかをビデオで紹介。

ほとんどの祭りがやたらと激しく、波打ち際で海中につかりながら神輿を担ぐのは序の口。中にはなぜか神輿を道路の真ん中でひっころがした挙句、参加している男衆がよってたかってゴロンゴロンと転がしまくるとか、神輿を川の中に投げ込むとか、果てには神輿を担ぎながら燃やす(!)ものまで。

実は、今回の旅行中一番加茂谷のおじいちゃんたちにウケていたコーナーでした。

「やっぱりワイらも神輿を那賀川に放り込まんといかんのんや」

「いや、ワイらんとこには若い奴らがおらんで、そんな力ないわ」

。。。いや、若い力がいてもやっちゃダメだから。もったいないから。

 

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そしていよいよ輪島に別れを告げ、バスは一路南へ。

再びおよそ600kmの車旅が始まりましたが、まずはお昼ごはんです。

 

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御覧下さい、この観光ツアーの群れを。

この一つ一つがすべて参加者はご高齢者。それが体育館サイズの団体用食堂にほぼ一堂に会した図は。。。なかなか壮観でした。

 

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ここ千里浜は砂の粒子があまりにも細かいため、水とまじると普通の地面のようにカチカチになってしまうそうです。

その性質を利用して、水と砂のみを使った砂像がドライブインの周辺あちこちに置かれていました。

 

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このカチコチ海岸、その強度ゆえに、自動車が波打ち際の砂浜の上を普通に走ることができてしまいます。

 

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これから8時間はバスの中に閉じ込められるとあって、加茂谷一行はしばし体を伸ばして日本海をしばし楽しんでいました。

 

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「千里浜」の石碑が立った、すこし小高い砂山の上のおじいちゃん達。

下をながめやる視線の先には。。。

 

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砂浜の上をまるで当たり前のようにスイスイとスムーズに走っていく車です。

 

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旅行の最後の思い出に、十分写真をパチパチ撮って満足した後は、バスに乗り込み今度こそ8時間のバス旅の開始です。

 

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ほんの少しの区間でしたが、我らが加茂谷神社総代会のバスも砂浜の上をスイスイと走りました。

 

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さて、この日は実は運が悪く、名神高速道路で集中工事が行われる期間が始まる日でした。

見事にそれに引っかかった加茂谷神社総代会バス。途中なんどか渋滞のノロノロ運転につかまり、結局1時間半ほど予定の時間からは遅れてしまいました。

ついに大観覧車のある淡路島の北端のサービスエリアに来たのは夜の9時にもそろそろなろうかという頃。

それでも、もう本州からでたんだ、あと淡路島さえちょっきってしまえば、徳島に帰れるんだと思うとホッとします。

ようやく、加茂谷に、おうちに帰れます。

 

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もうすぐ小松島を過ぎ、加茂谷はもう目前に迫ったところで、最後に天野宮司がマイクでご挨拶。

今回の旅行を計画し、みなを引率し、旅行中も誰一人危なくないように、皆が楽しめるように心を配り駆けまわり、一眼レフカメラを構えまくっていた宮司さん。どうも大変お疲れ様でした。ありがとうございます。

 

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来た時と逆順に、各乗車場所を過ぎるごとに人が減っていき、無事お松権現駐車場に到着したのは、夜の10時半。

前日大雨だったという加茂谷は、いまは曇り空で真っ暗な夜の谷。

でも、ここがワタクシのおうちです。

帰ってきましたよ。


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