🌿1号の、またまた長い一日。高知県大月町 → 足摺岬 → 室戸岬 → そして。。。

加茂谷から地域おこし協力隊員1号イワモトが消えていた謎の3日間。

今回は遂に3日めの5月23日月曜日についてです。はい、「一応」お休み中です。

そして、この日はようやく内容&行動ともに「お休み」っぽくなっております。観光地の写真満載です。天気も完璧です。

「一応」お休み中ですからね、いちおう。

 

月曜日の朝、大月町の宿で気持よく目を覚まし、朝風呂まで入り(大浴場、バンザイ!)、美味しい朝定食まで頂いて、ようやく「人としてのまっとうな生活とは何たるか」を思い出した気がする1号。体調は上々です。

しかも、朝一番に見た景色がコレ ↓ とあっちゃぁ。。。

 

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あ〜、地球って美しい。世界よありがとう、生きるってサイコ〜。と、いきなり自分がピース&ラブな良い人間になった気がします。今日は、ここから海岸線沿いに車を走らせ、懐かしい景色を再訪してみましょう。

再訪、ふたたび訪ねる。

はい、歩き遍路をしていた時にこの高知の海岸線沿いは一度歩いているのです。去年の10月半ば頃。あの時も天気は毎日晴天続きで、どこまでも青々と続く海と空に吸い込まれるように、足取り軽くどんどんと歩けたことを思い出します。

まずは、前夜の宿泊場所から一番近い、懐かしの絶景へ。

 

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海中公園に指定されている、樫西海岸です。

朝から、これでもか!というほど澄んだ青い水の海岸です。

 

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ワタクシは、萌えツボ(岩・コケ・滝)に関してはかなり許容範囲が広い人間なので、ツボが山のせせらぎの中だろうが、海水の中だろうが別に細かいことは気にしません。

向こうに見えている弁天島の岩と緑の絶妙なコンビネーションを見ているだけで、生きててよかったと思えるお手軽なシアワセ。

 

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樫西海岸を下り西泊まで来ると、海から少し離れて車一台がやっと通れる山の中の道路を通って山越えです。ウリウリと登っていくグネグネ道は、明らかに普段からめったに車は通っていない様子ですが、こちとら毎日那賀川沿いの細道で鍛えられております。

太龍寺への車道(超細い急勾配の林道)でさえも、最近はかなりの速度で上がれるようになったぐらいです。これぐらいの細いグネグネ車道には今更ビビらないのです。

 

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お遍路ルートになっている田舎道を抜けて海岸沿いを少し走ると、道はふたたび山の中を続いていきます。

しばらく行くと、懐かしの場所その2、「月山神社」が現れました。

 

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四国八十八ヶ所霊場巡りのお遍路ルートは、足摺岬の前後で数本に別れます。個人個人で、時間の制約、体力の調子などを考慮してどの道をたどるかを決めなければなりません。この大月遍路道を経由するルートだと最長、他の最短ルートよりも1〜2日は余計に時間がかかります。でも、昨年末はりっぱな無職だったイワモトは、時間の制約だけはないのを良いことに、この大月遍路道で月山神社を参っていくルートを辿っておりました。

この神社は神社なのに大師堂がある、外国人遍路さんが首をひねる(彼らの多くは、日本で寺と神社がいっしょの敷地にあったり寺の中に鳥居があったりすることが、理解を超えるようです)場所です。見どころの月型霊跡を見るために、前回同様裏手の急な岩場をよじのぼります。

 

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今日も静かに、山の斜面に鎮座ましましている、月型霊石さんです。

 

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岩登りに満足したので、先を急ぎましょう。

足摺サニーロードを一路足摺岬方向へ。ほとんど車の通行も少ない月曜日の午前中、でも天気はパーフェクトで、コバルトブルーの海がとても美しい。ひたすら青い室戸岬周辺の海よりも、ちょっと海の色が濃く藍色のように感じるのは、黒潮の色が混じっているからでしょうか。

ワタクシは完全なる「山人間」なのですが、やはりたまに見る海、しかもこんなひたすら美しい海はとても良いものです。

 

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叶崎のトンネルを抜けたところで、タントくんをトンネル脇の道へと進めました。

なぜかいつも妙に大量の猫がいる神社の下に駐車し、木のトンネルに囲われた細い道を少し歩きます。

 

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叶崎の灯台が現れました。足摺や室戸の有名な灯台よりはちょっと小ぶりですが、なかなか良い形の灯台です。

 

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この叶崎の辺りから西を見ると、こんな絶景。

 

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東を臨むと、こんな風に黒い岩がゴツゴツ飛び出ており、遠く足摺岬が見えます。

 

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灯台の前から更に岬の突端に続く道があり、そこからは下に向かってロープが垂れている足場がありました。

激しくそそられますが、こんなところで不用意に一人で転がり落ちるのは激しくアホで笑われてしまうので、ぐっと我慢です。

 

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叶崎からさらに車を走らせると、ほどなく、絶対もう一度来てみたかった観光名所に到着です。

 

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竜串海浜公園です。

去年、四国を歩くぞと決めた時に絶対行きたかった場所の一つです。この場所を見るために、最長ルートをとったと言っても過言ではない、究極の萌え萌えツボです。

この辺りを観光するためだけに1泊余計に滞在したぐらいです。ただ、惜しむらくは前回訪れた時はちょうど台風の後?で海がまだちょっと穏やかではなく、せっかく観光ボートに乗ったにもかかわらず「見残し」には上陸できなかったことです。

そして、海はとても静かに見える今回、残念ながらボートに乗ってる時間はありません。くっすん。

絶対、もう一回来よう。。。

 

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前回来た時は満潮時で、今回はどうやら干潮時のようです。前回はまったく水の下だった部分がすべてあらわになっていて、記憶の中の姿とは違った風景を楽しめました。

 

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高知県を東から西に向かって歩いていた時、徳島から高知県内に入った途端にそこら中に「坂本龍馬」があふれ始めました。

坂本龍馬(室戸岬周辺では、そこに中岡慎太郎も加わります)は、高知の誇る偉人、観光のメダマ。とにかくバンバン出てきます。

それが、足摺岬を回った瞬間にガラッと変わります。

足摺よりも西で、とにかくバンバンそこら中に出てくるのが、ワタクシ1号も大好きな偉人、ジョン万次郎こと中浜万次郎です。

 

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乗っていた漁船が難破し、辿り着いた無人島で生き抜き、幸運にも米国船に救出され米国に渡った少年です。

彼の生まれ育った場所が、向こうに見える中浜村だったわけです。

 

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室戸岬に立つのは中岡慎太郎、桂浜に立つのは坂本龍馬。

そして、足摺岬に立つのは、ジョン万次郎です。

地元では彼をNHK大河ドラマにしようと努力しているようですが、個人的にはぜひ見たい。ただ、話の3分の1は米国ロケになるので、そこが難しいところでしょうか。(でも、大河ドラマにはかつて米国の日系アメリカ人を主人公にした『山河燃ゆ』という話もありました。まさしく、大部分米国が舞台です)

 

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さて、足摺岬にある四国八十八か所霊場38番札所「金剛福寺」。

待ち合わせの時間にやや遅れて歩いて到着したのが、

 

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前夜の宿、下ノ加江から20km余りを歩いてきた、デイビッドです。

2週間前に加茂谷を通り、かも道を歩いて太龍寺に行き、いわや道から平等寺に至った外国人歩き遍路の彼。とうとう距離的には全行程の半分まで来ました。

 

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今日は足摺岬で野宿をする予定ということで、午後いっぱい時間に余裕があるデイビッド。ならば足摺岬でのワタクシのお気に入りの場所を案内しよう!と事前に示し合わせていたのです。

月曜日ということで、観光案内所まで閉まっている閑散とした足摺岬。幸いなことに金剛福寺の門前のレストランは空いていたのでまずはお昼。高知の定番「カツオのたたき丼」です。

 

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まずは、いったん足摺岬の突端から離れて、車で20分程度山を登っていきます。

私の大おすすめの観光名所は、実はこの山の中にある巨岩群『唐人駄場』なのです。

 

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足摺岬の山上には、なぜかこのような丸みのある巨岩がゴロゴロと散らばっている一帯があります。その中でもここ唐人駄場は、巨岩がいくつも集中的に明らかに人工的に並べられたとしか思えない状態で集まっている場所。古代(縄文時代)の人々のなんらかの宗教儀式の場所だったのではないかと考えれているようです。

スピリチュアル系が好きな人達の間では、非常に強いパワースポットとして知られているようで。。。

 

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イワモト自身はあまりパワースポット的なものは信じない方です。

もしそういうパワースポットなるものがあり、何らかのパワーの様なモノが存在するとすれば、去年の9月からこっち四国じゅう、そして近畿じゅうのパワースポット的なものに(主にハイキング・観光目的で)訪れてしまっている身です。

パワスポ・パワーなどは、既に滝の様にじゃんじゃん浴びてるのではないでしょうか。

パワスポとは関係なく、これだけの巨岩がゴロゴロと転がっているわけです。萌えツボです、萌え萌えです。当然、前回の歩き遍路中にも立ち寄り、今回もデービッドを引っ張って来たわけです。

 

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唐人駄馬見物の後は、また元の地点の足摺岬に。

観光のド定番の灯台を見ます。灯台そのものの場所に行ってしまうと、広場ににょきっと灯台が立っているだけで眺望も何もないので、この有名な景色を見るためには、少し東の方にある展望台に行きます。

 

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その後は、遊歩道を西へ向かいます。

ちなみにこの遊歩道には不思議ないわれや言い伝えのある岩や穴がそこら中にあるのですが、そのうちの一つが、弘法大師が爪で「南無阿弥陀仏」と彫った文字が残るという巨岩です。

。。。かも道にある巨岩が転がり落ちてくるのを左手一本で止められるお方です。爪で岩に文字を彫ることぐらいお茶の子さいさいです。たとえ突っ込みどころがありすぎるぐらいでも、ツッコんではいけません。

 

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遊歩道の西の果て、白山神社の鳥居の向こうに巨大な岩山がそびえる場所が白山洞門。

鳥居の前から下に急な角度の階段を下りていきます。

 

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岸壁に打ち付ける波で長い年月かけて穴が貫通した洞門。温泉街からでも、全体を眺めることはできます。

 

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ここでも、干潮時なのか、前回来た時には近づけなかったような場所にまで、ゴロゴロと転がる岩の上を歩いて近づくことができました。

 

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降りてきたからには、当然ふたたび登らなければなりません。それが階段です。

でも、デイビッドは36番札所を過ぎてから今まで4日ほど、いわゆる「寺の山門を入ったらソコにそびえる急で長い階段」という四国八十八ヶ所のお寺のド定番をこなしていません。

今日は、ここで階段を昇り降りして、たまったツケを払いましょう。

 

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そして午後3時頃、ふたたび重いバックパックを背負い、デイビッドは温泉街の西の外れにある「遍路小屋プロジェクト」制作の遍路休憩小屋で野宿すべく、ふたたび旅立って行ったのでした。

 

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旅に戻っていく友人に、名残は付きぬども、現実問題としてワタクシは未だに足摺岬にいるわけです。しかも、午後3時にもなろうという時間に。そして、今日中に加茂谷に帰らねばならにという重き現実がどど〜んと目の前に立ちふさがっているのです。

足摺岬は室戸岬ではありませぬ。徳島から見て遠い方の岬でございます。間には高知市もあれば、徳島の西の山岳地帯もあります。室戸岬経由で海岸線沿いに帰るコースなら、軽く350kmはございます。

ああ。。。少なくとも5時間は運転せねば加茂谷に帰りつけない。。。

 

焦っているうちにも、日は西へと刻々と動いていきます。いざ、タントくんに最後の超加重労働を課すとしましょう!!

さぁ!帰ろう!加茂谷に!

 

 

 

。。。そして、2時間後。

隊員1号は、ココに  ↓ いました。

 

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四国八十八か所の第37番札所です。

5時過ぎてます、納経所しまってます、寺の中に人影ありません。(宿坊の中からはちょっとにぎやかな気配はするけれど)

それでも良いのです。帰り道沿いにあったのです。それなら、ぜったい立ち寄ってこのお寺に鎮座ましましてる5人もの御本尊にご挨拶していかないわけにはいかないのです。

理由は、ただひとつ!さぁ!ここはナニ寺だ!!?

 

ちなみに、ワタクシはこのお寺に泊まった時、お守りや手ぬぐいやら、かなり買い占めました。

自動的に、無料で名前入りになります。(全国のイワモトさん限定)

 

 

そして、車をとばしに飛ばし、高速道路を走りぬけ、すっかり道も暗くなった夜の室戸岬への道をタントくんは駆け抜ける。

目指す次の目的地は『室戸ドルフィンセンター』。

夜8時半というすっかり真っ暗な時間、人気のない広い敷地内を走り回り、ようやく「それらしき」屋外休憩所を見つけたイワモト。

車を下りて、休憩所内に2つ小さく並んでいた個人用テントに向かって「お〜き〜ろ〜!!!」っと叫びました。

 

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スナフキンs、見〜つけたーっ!!!!

そう、つい一昨日の土曜日の朝に平等寺を出発したタイ比丘、別名スナフキンs。あっという間に再登場です。なんと2日半で室戸岬を既に過ぎている!!!しかも、裸足にサンダル履きの歩きで!

しかも、しかも、覚えていますかみなさん、この人達は昼12時以降はモノを食わない人達です。それなのに既に、室戸ドルフィンセンター。既に約100km!!!

すっげぇぇぇぇぇ!!!!!

 

さすが、ガチの出家者は違う!と感心しながら、差し入れの飲むゼリー(いろんな柑橘味@四万十道の駅)と生姜湯粉をプレゼント。

この時間は食えないけど、飲むことは出来るタイ比丘。飲むゼリーならば戒律でもセーフのはずです。

先週の出会い以来、毎日自分たちがいる場所を知らせてくるスナフキンs。今日も事前にここに泊まると(しかも、写真付きで)知らせてきてくれていたので、せっかくの通り道、立ち寄ったのです。

さすがの脚力。さすがの体力。

(ちなみにこのブログを書いてる今日木曜日、彼らは既に高知市すぐ手前まで到達しています。)

 

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スナフキンsの休息を妨げないように、そしてまだ100km以上は運転が残っている現実から逃避をしないように、早々と別れを告げてやって来たのは、ここ。

室戸岬の御厨人窟です。

もちろん、中には入っていません。真っ暗な夜に、洞窟の中、しかも入口付近ががけ崩れで崩落しそうになってる洞窟の中なんて、いかなイワモトでも絶対に怖くて入れまへん。

入り口から少し離れた場所で、まんまるお月様と光り輝く海面をしばし、静かに眺めます。

 

御厨人窟は太龍寺と並び、青年空海が「修行した」と自分で明記しているただ2つの場所です。

歩き遍路に出ると決めた時に、真っ先に「絶対行きたいリスト」に上がった場所でもありました。前回は、洞窟の中から見える海と空をひたすらず〜っと1時間以上も見つめ続けていたのを思い出します。

あの時には、まさか半年後の自分がここにいるとは予想だにしていませんでした。

 

 

 

さぁ、加茂谷に帰りましょう。

 

 

本日の行程(別名:よく頑張った!タントくん)

高知県大月町 〜 足摺岬 54km

足摺岬 〜 第37番札所岩本寺 88km

岩本寺 〜 室戸岬 148km

室戸岬 〜 加茂谷 110km

合計 ぴったり400km (おお〜!!)

 

イワモト的「とっても正しくないお休みの過ごし方」とは?

”軽自動車で943キロ突っ走り、長距離ウォークや肉体労働も挟みこみつつ、3日で四国を一周しちゃうよ、あらら”

でした。


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