🌿武蔵野大第1班3日目 〜 農作業の合間に太龍寺や児童クラブ、そしてお別れ会

武蔵野大学夏季農業体験プログラム、第1班の3日目。

昨日の夜頃からポツポツと降っていた雨は、早朝いきなり、「バケツをひっくり返したかのような」という表現がぴったりのどしゃ降りで加茂谷じゅうを起こしました。

武蔵野大学生、特に自転車通勤組や野外作業組はさぞかしこの日の自分達の運命について不安になったことでしょうが、ありがたいことに雨は半時もしないうちにピタリとやみました。

後に来るのは、もちろん、気合を入れ直した太陽が張り切りまくったカンカン照り。

 

 

。。。。でも、加茂谷地域おこし協力隊イワモトは、クーラーによって気温23度に保たれた巨大ハウスの中、こんな爽やかな緑の海の前に涼しく立っていました。

 

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加茂谷は楠根地区で多く栽培されている、胡蝶蘭の苗です。

 

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加茂谷大橋の真横、外から見るとなんの変哲もない巨大ビニールハウスが立ち並ぶここが、武蔵野大学第1班の男女各1名からなる「チーム堀」が加茂谷滞在中に汗水流した働き場所です。

 

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。。。。もとい、汗水は流してません。

ここは常に気温23度。ひゃっこい、涼しい、快適空間です。それもこれも「お花サマ」のための環境です。

この日は、引率の先生も朝一番から学生たちと一緒に「出勤」してきました。自転車通勤です。

 

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体育館のような大きなハウスの中に一面にずらりと並ぶ胡蝶蘭の苗。

でも、これが立派な鉢植えになった時に、お花屋さんからどれほどのお値段でイベント会場や贈り物品として売られていくか、その辺りの相場を知っているとうっかり傷つけるのも恐ろしくて、遠巻きにして見ているイワモト。

 

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成長した時に、どの角度から見ても美しい鉢植えになるように、苗の時から丹精込めて世話をします。

 

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ちなみに、この苗を置いている台は左右に可動式。しかも意外と高く、普通に立っていると胸ぐらいの高さです。

なので、彼らはこうやって台の上に立っています。

 

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引率の村岡先生も一緒に作業に励みます。

苗をくるんくるんと方向をひっくり返して戻したり、奥の方の苗を思い切り手を伸ばして前の方に動かしたり。

「お花を育てる」のは決してかわいくておしゃれ、ではありません。ものすごく神経を使う、そしてものすごい重労働なのです。

 

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苗床の海原の向こうに大学生達を残し、イワモトは別のハウスものぞいてみることに。

こちらのハウスには、大きくなった苗が集められ、一角ではみごとに胡蝶蘭が咲き誇っています。

 

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こちらにずらりと並ぶ鉢植えは、もう出荷する直前の準備ができている状態。

運送中にデリケートなお花の部分が傷つかないように、こうして覆いをつけて保護しているのですね。

 

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横の作業場では加茂谷のお姉さまがたが、まさに蘭を出荷するための準備をしています。

キレイに放物線を描いて垂れるように、ワイヤーに添わせてくくりつけ、花の部分を保護シートで覆ってピンで止めます。

 

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出来上がった鉢植えを特殊な箱の中にそっと入れていくこの作業。とても重そうです。

 

 

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午前の休憩時間になり、お茶やお菓子が並べられ、別のハウスで作業していた武蔵野大生たちも戻ってきました。

和気あいあいとおしゃべりしていると、引率の村岡先生はお姉さまがたの娘ぐらいの年齢と発覚。

驚いたのはイワモトです。実はここにいるお姉さまがたはみんなワタクシと同年代ぐらいだと思っていました、この瞬間まで。

やっぱり加茂谷では、成人はすべての年代が実年齢よりも10歳以上は若く見えます。「不老の郷」として売り出すべきです。

 

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続いて向かったのは、同じく楠根地区のトンネルの向こう側、大農園地帯です。

以前、山の上でお宮や石像をたくさん見つけた権現山に見守られ、とても美しい農地が広がります。

 

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前日にNHKのお昼のニュースで徳島じゅうに働く姿が放映された「チーム國貞」。今日は露地のみかん畑の方でしっかりと作業をしています。

ハウスの中でも、露地栽培の農園でも、とにかくこのコンビは毎日が「暑さとの戦い」。

それでも弱音ひとつ吐かずに、黙々とミカンの世話をしています。

 

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その頃、外野には見慣れないお客さんが。

この白いタオルを被っている彼は、南部総合県民局の「阿南農業支援センター」にインターンに来ている名古屋大生(大学院生)だそうです。この日は加茂谷で武蔵野大学の農業体験プログラムを見て回っていたのです。

 

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さて、「チーム國貞」は午後からは加茂谷の名所を見に行くことに。

危ぶまれていた再度のにわか雨も大丈夫そうなので(そして、もちろんイワモトの無言の圧力がガンガンとかかり)、國貞氏はふたりを太龍寺(いえぃっ!)見物に連れて行くことにしました。

時間の都合により、下からの登山ではなく車で行きます。

 

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車で行っても、駐車場から約1kmの坂道登りなのが、太龍寺の「人生甘くない」という教えです。(← ウソです)

しかも、この坂道もただのぬるい坂道ではありません。東京の大学生が「うぉぉ。。。」と思わず立ち止まってしまうような傾斜角の急坂です。

 

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ようやく山門にたどり着いても、ここから更に歩くのが修行の寺、太龍寺。

このお寺に来るのは小学校以来という國定氏、ここまでの道のりでちょっとココロが折れかけています。

一方、東京の大学生はまだまだ大丈夫。なにせ一人は教育学部の体育専攻です。もう一人は「文化部の皮をかぶった運動部」の異名をとるブラスバンド部(本当です)の根性を見せます。ちなみに担当楽器はフルート。肺活量いります。(実は中学時代のイワモトも、ブラバンでフルートでした)

 

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ようやく「建物」が見え、ホッとしたのはつかの間、実はこのあたりはまだメインではないと知ってビックリの大学生。

でも、龍天井を「すごいすごい」と激写します。

 

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本堂や大師堂というメインの建物にいくには、ここから今度は階段が続きます。

午後早くの暑い時間ですが、太龍寺境内は標高500m。駐車場からここまでは木立の陰の下で、風も涼しく、案外つらくはありません。

 

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ようやく、太龍寺の本堂に到着しました。

 

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本堂と大師堂の間の高台にそびえている多宝塔のところから北を見ると、天候条件が良い時には鳴門大橋や淡路島が見えます。

この日は朝のどしゃ降りで空気がからりと澄み、ここから鳴門大橋の橋桁や、向こう岸の淡路島の風力発電風車群がはっきりくっきりと見えました。

武蔵野大生、ラッキーです。

 

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本堂から階段の下のロープウェーの駅横で、向こうに見える舎心ヶ嶽とちょこんっと座る弘法大師像を見た一行。

あの像のところまで行くのは疲れてるかな?それほど興味はないかな?と思って無理強いはしないつもりでいたイワモトですが、驚いたことに「せっかくここまで来たのだから行こう」と言ったのは、先ほどココロが折れかけていた國定氏そのひと。

時間に余裕もあり、大学生たちも体力は大丈夫とのことで、舎心ヶ嶽までの道をさらに進みました。

 

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道沿いに並ぶミニ八十八ヶ所を眺めながら森林浴気分で歩いていた一行。

70番代後半の御本尊あたりから始まる舎心ヶ嶽直前の超急坂に、また「うぉぉ。。。」と足が止まります。

あまりの急傾斜なのでなんとかこの衝撃を写真に撮りたい、でも写真ではどうしてもこのスゴイ角度が伝えられない。。。みんなでいろいろ試し撮りしてみるのですが、やはりスマホのカメラの限界です。

代わりに、なんだかトリックアートのような写真が撮れました。↓

 

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ついにたどり着いた舎心ヶ嶽。

将来の体育の先生、男子学生クンは鎖で岩を登って行きましたが、女子学生さんと國貞氏には、すこし脇から岩登りをせずに弘法大師像の前側に回っていける道でお連れしました。

 

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ほぼ最高の天候条件、山の向こうの海岸線までくっきりはっきり見える絶景。

武蔵野大コンビもこの眺めには大感激したようで、大喜びしています。國定氏も「やっぱり来て良かった」と大満足のモヨウ。

これぞ、「登ってきた甲斐があった」と思わせる景色を、一同たっぷりと堪能しました。

(ちなみに、この ↓ 写真の左下の方、2枚下の写真では真ん中やや下に写っている白い点々が、先ほど白い軽自動車を停めて登ってきた駐車場です)

 

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さて、水井地区では、本日も朝から働き詰めに働いた「チーム中田」ピザ窯製作隊が、ピザ窯を完成させていました。

 

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先日の前準備の鉄鋼の土台製作や、積まれた耐火レンガの山からは想像もつかなかった「かまぼこ型可動式ピザ窯」の全貌が、今ここに明らかになりました。じゃじゃんっ!!!

 

本当はセメント部を2週間程度乾かすのが理想らしいのですが、武蔵野大第1班台風のせいで1日少ない3泊4日の状況では、そんな贅沢は言っていられません。

 

速攻、火を入れます(← 大荒業)

 

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ピザ窯でのピザ焼き、一番手間がかかるのが最初のこの火を入れて200℃以上の超高温まで釜全体を温める部分です。

1時間以上は内部でボンボンと燃やさなければなりません。

ちなみに、この時最初にレンガを積み上げるために入っていた例のかまぼこ型の木型は燃えてなくなってしまう。。。というシカケです。

 

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ピザ窯を仕上げ、窯の温度を上げる間、女子学生たちはピザの生地を作り、思い思いにトッピングしてピザの準備をしています。

 

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実はこの記念すべき「加茂谷ピザ窯1号の初ピザ」のために、イワモトも自宅の庭の一角の「イワモト・ぷち農園」から初めて野菜を出荷しました。

青々と茂った生バジルです。

はい、庭で青しそと一緒に、何もしなくてもただ今絶賛大繁殖中の栽培簡単ハーブです。

 

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トマトとチーズとバジルの「マルゲリータ」ピザや、一番良く見るピーマンやハムののった「ざ・ピザ」の他に、しらすやサンチュがのったピザも登場。

 

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温度も上がり、そして本日の作業時間終了も近づき、ついに釜を開けてピザ焼きです。

まずは火を燃やしていた炭を奥の方へ押しやり、ピザを焼くために置くスペースを作ります。

 

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これが、この釜で焼かれる記念すべき「初ピザ」です。

 

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釜の中に入れた時に、ヘラにピザ生地がひっついて離れないというハプニングで少々形がいびつにはなりましたが、蓋を閉じて待つこと約5分。

待ちきれずに、開けて様子を見てみることにしました。

 

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おお!立派に美味しそうなピザです♡

 

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ピザ窯の乾燥時間が足りないために危惧していたいたひびわれなども特に目立たず、何枚か試行錯誤して試作を重ねるうちに、どんどん美味しい理想のピザが完成していきました。

武蔵野大学ピザ窯製作 in 加茂谷、期間内に無事完成です!成功です!

 

その頃、「チーム原」の4人娘は、加茂谷児童館での児童クラブを訪問していました。

 

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ドッジボールに興じた後は、大「はないちもんめ」大会。

子どもたちの歓声がホールに響き渡り、もはやお互い突進状態、「〜ちゃんが欲しいっ」の蹴りもキレっきれのキックになっています。

 

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小学生パワーに揉まれて、せっかく来る前にシャワーしたというのにまたしても全身汗まみれの武蔵野大学生たち。

一汗もふた汗もかいた後の冷たいスイカは、特に美味しいです。

 

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時間が来て、宿舎に戻る時には残っている子どもたちが全員廊下に勢揃いし、小さな贈り物をくれました。

遊んでくれてありがとう、楽しいひと時をありがとう、の印です。

 

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最終日前夜ということで、この日の夜は農作業やホームステイに協力して下さった農家の皆さんがクリンピュアに集まり、お別れ会ならぬ交流会を開きました。

テーブルに並ぶ料理も、学生たちが自分たちで一生懸命作ったものです。

 

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余興。。。ではありませんが、学生たち一人ひとりと出席者の農家のみなさんや、第1班の世話役だった『元気なまちづくり会』のスタッフが全員、感想を述べていきました。

 

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最後に、撮影担当の楠根地区の松崎さんがこの時のためにこんなにも短い時間で用意してくださった、一人一人にカスタマイズした記念品を、受け入れ農家とお世話になった学生同士で交換しました。

 

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あとは、和やかにご歓談の時間。

台風のために1日短い期間となってしまった第1班。ホームステイして加茂谷農家のみなさんと親交を温める日数も、2泊から1泊に減ってしまいました。

到着から今夜までひたすら慌ただしくあっという間に過ぎてしまいましたが、今この時がもう一度ゆっくりと話ができるチャンスです。

 

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最後に全員でパチリ。

たった3日前に撮った到着直後の集合写真と比べてみてください。

全員とてもとてもリラックスしていきいきと楽しそうな笑顔になっていませんか。

この笑顔と加茂谷の楽しい思い出を持って、彼らが東京に戻っていくのは明日の午後3時です。

 

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