🌿武蔵野大学第5班最終日 〜 3度目の夏よさようなら、全プログラム終了

 

9月11日の日曜日。

イワモトは朝から吉井の車道沿い、刈り取りの終わった田んぼの中でカメラを構えておりました。

「お母さん、こっち見て〜!はい、『い〜』って言って下さ〜い!はい!ありがとうございます」

吉井のお宮付近のお山をバックに、パチリ。今日も朝からいい笑顔いただきました。

 

1g5d5

 

吉井の老人会の有志の皆さまが、今日は車道沿いや小学校近くの目立つ田んぼにコスモスの種を撒いていると聞いて飛んできたのです。

 

2g5d5

3g5d5

 

加茂谷地域おこし協力隊員イワモト、現場に到着した時にはお母さんたちはちょうど休憩中。

その中にずっとず〜っと前に神社総代会の1泊旅行で石川県まで長いバスの旅をご一緒させて頂き、旅館のお部屋で枕を並べたお母さんのお姿を見かけ、「どもども」としばし世間話に花を咲かせました。

しばらくして、小さなバケツに入れたコスモスの種(どうも砂と一緒に混ぜ合わせてあるようですね)を片手にお母さんたち、再び田んぼに一列に並びました。

 

4g5d5

 

さっさかさっさかと撒いていきます。

ちょうど昨年の9月の暮れから四国遍路を歩いて回っていたイワモト、あちこちの田んぼでコスモスが一面に咲いているのをよく見かけました。

当時はなぜ田んぼにコスモスが咲くのか不思議で不思議で、でも、うららかな秋の日々に天候にも恵まれ、美しいコスモス畑野中をウキウキと歩く毎日でした。

こうやって、各地の地元のお母さんお父さんたちが刈り取りの終わった田んぼにわざわざ種を撒いて下さってたんですね。

 

5g5d5

6g5d5

 

さて、同じ吉井地区のこのコスモスの種まき中の田んぼからほど近い場所。「チームアスパラ」がお世話になっていた片山さんのハウスの前にある用水、実はタダモノではありません。

(下の写真では、普通の細い溝にしか見えない用水路のことです)

7g5d5

 

なんと!シジミが自生しているのです。

 

そう、お味噌汁に入っているアレです。

この日は雨のない日が続いて用水路に水がなく、底にコロコロと転がっていました。

教えて下さった片山さんのお母さん(下の写真で手だけ出演中)は、こうして水がない時に見つけると「かわいそうじゃろ」と田んぼのもう片方の端を通る大きな用水路の中の水たまりの中に投げ込んであげているそうです。

 

8g5d5

 

さて、一応この記事は武蔵野大学の第5班の最終日の記録です。

が。

武蔵野大学生は、まだ出てきません。いえ、9月に入ると土日には各地区とも秋の行事がいろいろ始まり、イワモトも実はそれなりに忙しいのです。

この日は、実は熊谷地区のお宮の前にも、イワモト出没していたのです。

朝8時と早い時間にもかかわらず、熊谷のお父さんたちが草刈機片手に続々と集まってきています。

 

9g5d5

 

9月終わり頃から10月半ばにかけては加茂谷の10地区が毎週末あちこちで秋祭りです。だいたい近い地区は同じ日に週末にお祭りだったりします。

全般的に、東から始まって徐々に西に「秋祭り前線」は進んでいきます。(と、言いながら最初はいきなり中央付近にある深瀬です)

加茂谷の東の端に位置する熊谷地区は当然「秋祭り前線」は最初に来る場所。お祭り準備もいち早く始めなくてはなりません。

 

10g5d5

 

ぞろりと並ぶ熊谷の精鋭たち。なかなか迫力があります。

 

11g5d5

 

その横に、こちらも完全防御服で草刈りに挑むお母さんたち。

いつものように、加茂谷のお母さんたちの「農ファッション」は実におしゃれ。長袖にエプロン、タオルを撒いて帽子という基本スタイルの中にも、各人の個性とコーディネートがキラリと光ります。

イワモト、本気で加茂谷の農業スタイルファッションブック作りたいぐらいです。(← ホントに本気です)

何と言っても、可愛かったり、シックだったり、とにかく素敵な全身コーディネートの最後の決め手アイテムは「手には鎌」です。(これは、状況に応じて鍬だったり、竹箒だったりと色々アレンジ可です)

 

12g5d5

 

掃除が終わった後は、クリンピュアの3階(!!! 実はこの日初めて3階が存在していることを知りました)の研修室で、救急法講習です。村人が全員集まるような機会は最大限に有効活用して幾つものタスクをやってしまうのが加茂谷の効率の良さです。

実は熊谷地区、最近「ここ数年ぶり」に新築の家が建ったのだそうです。

そこに引っ越してきたのが、こちらの若夫婦とまだちっちゃい息子ちゃん。移住者。。。ではなく、その新築の家の近所で元々生まれ育った娘さんが、家族で戻ってきたUターンだそうです。

兎にも角にも、若い人口が増えることは村にとって喜ばしこと。部屋いっぱいの村人の皆さまもニコニコ顔です。

 

13g5d5

14g5d5

15g5d5

 

救急法の講習を見るのはこれで加茂谷に来てから3度目ぐらいな気もするイワモト。

熊谷の皆さんは、とてもとても真剣な眼差しでじ〜っと講師の方の見本を見ていました。

 

16g5d5

17g5d5

 

 

そんなこんなで、水井地区のピザ窯の場所に到着したのは、予定していた時間よりも30分以上過ぎた頃。

もう最初の何枚かのピザは焼きあがって、学生たちは次々と手を伸ばしていました。

 

18g5d5

 

午前中いっぱいの時間といっても、昼過ぎには武蔵野大生達は宿舎に帰って帰京準備をしなければいけないので、時間は思ったほどありません。

ピザのトッピングをしながら同時進行で焼いて、焼きあがったのを食べる。時間の有効活用です。

 

19g5d5

20g5d5

 

ピザ窯も、すっかりレンガやモルタルが落ち着いて、心なしか釜の中の火までが秩序だった様子でじっくりしっかり「ピザを焼くための炎」になっている気がします。

 

21g5d5

22g5d5

 

見よ、この美味しそうなピザを

 

もはや普通にピザ専門レストランやカフェでそのまま出てきそうなできあがりです。

 

23g5d5

 

この日焼いたピザを幾つか並べてみましょう。

定番のトマト&チーズの他、たらこモチチーズ、マッシュルームたっぷり、そしてとにかくシンプルにチーズてんこ盛り。。。

とにかく、美味しそうです。そして実際に美味しいのです。

 

24g5d5

 

近所に住んでいる水井の子どもたちも焼き立てを美味しそうに頬張り、大学生たちに「かわい〜」とハートマークを散らした歓声を浴びていました。

 

26g5d5

27g5d5

28g5d5

 

この日はとても良い天気。晴天で日差しが暑い日でもありました。

我が道を行くジョナサンは、扇風機の前を陣取っています。それでも頻繁に立ち上がっては思いっきりピザを食べまくっていました。この5日間イワモトをたっぷりと楽しませてくれたその自由な行動とも、もうあと数時間でお別れかと思うと寂しくもあります。面白かったのに。。。

 

29g5d5

 

楽しかったピザ焼きパーティーは終わり、いよいよ旅立ちの時です。

 

30g5d5

 

到着した時には、どこか所在なげでひっそりと座っていた第5班の学生たち。今やすっかりリラックスした明るい表情で立っています。

こうして加茂谷に慣れ親しんだ頃に帰らなくてはいけない。。。4泊5日はやはり少し目まぐるしいです。

 

31g5d5

 

最終班ということで、加茂谷を代表し『元気なまちづくり会』の山下会長から今年参加してくれた全ての武蔵野大生(78名です)に対して感謝状が送られました。

代表して第5班の班長さんが受け取り、東京の武蔵野大学に持ち帰ります。

 

33g5d5

34g5d5

 

代表して感謝の挨拶を述べる班長さん、再び涙がこみ上げてきます。

涙を流しても流さなくても、今年参加してくれたすべての武蔵の大学生たちはとても生き生きとした笑顔でこの宿舎クリンピュアを後にしていきました。その笑顔で彼らの気持ち、彼らにとって加茂谷での数日間がどのような経験であったかがわかります。

ここまで加茂谷を楽しんでくれてありがとう。加茂谷を好きになってくれてありがとう。

 

35g5d5

 

最後には、最初から最後まで撮影班長として加茂谷じゅうを飛び回り、毎班毎班、各受け入れ農家さんごと生徒ごとにカスタマイズした記念品をちゃんと作って下さった松崎の雅彦さんにも、第5班の一人ひとりのメッセージが入ったカードが渡されました。

 

36g5d5

37g5d5

38g5d5

 

いよいよ、お別れの時です。

 

39g5d5

 

第5班の受け入れ農家さん達が、見送りのためにクリンピュアに集まって下さっていました。

最後の最後に「ありがとうございました」「また来ます」と言葉を交わし名残を惜しみ、それでもこの後すぐに別の行事予定が入っている武蔵野大学生達は、もう行かなくてはいけません。

 

40g5d5

41g5d5

42g5d5

 

そして、ついにバスは出発しました。

 

43g5d5

 

最後まで手を振り続けるイチローさんの背中、この光景もとうとうこれで今年は見納めです。

 

44g5d5

45g5d5

 

市役所のバス「あななん号」は武蔵野大学生を乗せ、一路阿南市役所に向かいました。

到着すると直ちに学生たちは4階の市長室横の会議室へ。二方向の壁がガラス張りのとても眺望の良い部屋です。

 

46g5d5

47g5d5

 

市役所の人の気遣いか、壁にかかった大きなモニター画面には昨年の武蔵野大生の加茂谷での農業体験時の写真がスライドで映し出されて、今年の武蔵野大生達は先輩たちの写真に見入っていました。

 

48g5d5

49g5d5

 

この会議室内にあるあななん入りのVIP写真撮影用のスクリーンをバックに最後の記念写真を撮り終えた直後、岩浅市長が入室されました。

 

50g5d5

 

今日はこの後すぐに那賀町の一番西の端まで公務で行かなくてはならないという忙しいスケジュールの合間をぬって、武蔵野大生達が直にお話できる時間を設けて下さったのです。

 

51g5d5

 

ここでも市長への代表あいさつの務めを、緊張しながらもしっかりと果たす班長さん。大活躍です。

 

52g5d5

53g5d5

54g5d5

55g5d5

 

30分程の表敬訪問が終われば、いよいよ同席して下さっていた『元気なまちづくり会』の3名ともお別れ。本当に加茂谷とお別れの時がきました。

 

56g5d5

57g5d5

58g5d5

 

あななん号に乗り込み、窓際の子はもちろん、奥の席の子達も窓の外に立つ加茂谷と市役所の皆さんに向かって手を振り続け。。。。バスは出発していきました。

 

59g5d5

60g5d5

 

イワモトは最後の瞬間まで武蔵野大学生の徳島滞在を写真撮影すべく、この後も付いていきます。

武蔵野大学生達は、市の職員の方々のご好意で空港に到着しなければいけない時間までまだ少し余裕がある間、もう少しだけ阿南市内を楽しめることになりました。

まずは駅前にある『光のまちステーションプラザ』でお土産ショッピングです。

 

61g5d5

62g5d5

63g5d5

 

ここの1階のお土産コーナーは何度か訪れたことがあるイワモトですが(そして、あななんのオーダーメイドTシャツまで作ったことがあります)、2階がこんなキレイなイルミネーションでいっぱいのLED資料館になっているとは、今回初めて知りました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

65g5d5

 

お土産も買い、LEDも堪能した後は、武蔵野大学一行は津乃峰山の展望台から眺望を楽しみました。

ここからは、阿南市の火力発電所や蒲生田岬など「四国の東の端」の部分が非常に良く見えます。

66g5d5

67g5d5

68g5d5

69g5d5

 

この美しい海と岬の眺望を最後に阿南市を後にした武蔵野大学生たち、ついに徳島空港に到着しました。

 

70g5d5

71g5d5

 

チェックイン後、搭乗開始時刻まではあと1時間弱ほど時間があります。

2階の出発ロビーエリアには決して大きくはないけれどもなかなか品揃えの充実したお土産物販売エリアがあり、どうやらそこで最後のお土産ショッピングを楽しんで時間を潰すようです。

 

72g5d5

 

チェックインカウンターから出てきた武蔵野大生達は、お待ちかねの人物の顔を見つけ歓声をあげました。

宿舎の片付けを済まして急いで駆けつけてきたイチローさんです。

今年も1班から5班まで、自分の担当の班やチームでも、そうでなくても、毎日毎日一生懸命お世話して下さり、すべての武蔵野大生が「イチローさん♡」と慕うようになった、加茂谷を代表する縁の下の力持ち。

所用で帰らなくてはならず、ここで武蔵野大生とはお別れするイワモトですが、イチローさんは武蔵野大生が搭乗口に消えていくその瞬間まで見送って下さいます。

2階に上がっていくエスカレーター、手を振る武蔵野大生となぜか大きく手を振るイチローさん(もちろん、いっしょに旅立ちはしません)。

さようなら、さようなら。

ありがとう加茂谷、さようなら。

 

73g5d5

 

さようなら、加茂谷。

ありがとう、加茂谷。

 

平成28年度武蔵野大学加茂谷農業体験プログラム、全78名。

全20日間。ここに無事終了しました。

 

加茂谷に来てくれてありがとう。

 

ありがとう。

 

74g5d5


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Bitnami