🌿日和佐に牟岐に鳴門まで、「ご近所」の地域おこし協力隊員さん達は大活躍中

長期休暇前の追い込み状態の、加茂谷地域おこし協力隊員イワモトです。

そうなんです。

来週の月曜日からちょっと10日ばかり加茂谷からワタクシ消えるのです。4〜5月にほとんど全週末何かしら活動していたので、溜まりに溜まった代休をちょっと消化させて頂くのです。

でも、書かなきゃいけないネタはまだ全然消化できていないので、休暇中もどこかの空の下からたまにブログを加茂谷に向けて飛ばすかもしれません。一応その予定です。ただし、体力もてば、ですが。。。

 

 

さて、今回のブログのテーマは「徳島県内の近所の他の市町村の地域おこし協力隊員さん」です。

その昔20代の頃の自衛隊時代に北海道に5年ばかり住んでいたイワモト。その当時から「ちょっとそこまで」は100kmぐらい向こうでした。その後30代にいたアメリカで、その感覚が更に深く定着しました。

そんなわけで、今でもイワモトにとって車で1時間とかの距離は「近所」です。だから、けっこう頻繁に「ご近所」の地域おこし協力隊員さん達の活動場所におじゃましたりするのです。

先日は、まず美波町の隊員さんが開いているイタリアン・カフェにお昼ごはん&ご挨拶に訪れました。

 

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美波町の日和佐、四国八十八箇所23番札所の薬王寺さんの門前も門前、真ん前の通りにある古いお店を改装したイタリアン・カフェ『まめぼん』

こちらが、日和佐の地域おこし協力隊員の園木裕介さんと、店のオーナー・シェフである奥さま。

 

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奥様は元々兵庫県神戸市でイタリアン・カフェを長く経営していらっしゃったそうです。お子さんが生まれて、美波町に移住を機に、神戸のお店は当時の共同経営者にお任せして、こちらに『まめぼん』をオープンされたそうです。

何種類ものパスタやピザの中から、今日はモッツァレラとバジルのトマトソースのパスタを頂きました。パスタにはサラダと自家製のパンがついてきます。

さすが神戸で成功していたお味!とこのボリューム!で、しかもなんと950円。千円でお釣りが来てしまうのです。素晴らしや〜。

 

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以前は多くの店が閉まり活気を失っていた、薬王寺の門前町桜町商店街。最近では『まめぼん』の他にも、あちこちのお店に新しい洒落たお店が開かれ、少しづつ命を吹き替えしている様子がわかります。

 

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午前11時の開店時間直後にお伺いしましたが、すでに大テーブルには予約でいらしていたという6名様グループが。園木さんとお話させていただきながら、イワモトが美味しいパスタを頂いている間にも、どんどんお客様はやってきて、昼前には店内は満席状態に。

せっかくのテーブルを長い間独り占めしては申し訳ないので、次の目的地への時間も迫っていたこともあり、お店を後にしました。

こちらのお店は、オリジナルのドリンクやケーキも大変人気ということで、また今度すぐに来たいと思います。何と言っても、日和佐、いつでも車でぴゅんっと来れる場所です。(まめぼんさんには駐車場もあります)

 

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お店の前から北側を見ると、そこはすぐに薬王寺です。

なにやら、工事中のようですね。

 

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日和佐を後にして、55号線を更に下ります。

次の目的地は牟岐町。時間がちょっとだけ余裕があるので、最短ルートではなく県道147号線「南阿波サンライン」を通ってみました。海沿いにぐいっとそびえる山々、深い深い原生林の中を海をながめながら走るスカイラインです。

この日はちょっと曇りだったのですが、それでも素晴らしい眺め。これで真っ青な空の晴天の日ならどれほど美しかろう。。。と、今度は真夏の良い天気の日にぜひ来ようと誓いつつグネグネ道を走ります。

平日のお昼時なのもあってか、見事なまでにまったく対抗車に出会いません。。。

 

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徳島初心者のイワモトにとって、牟岐町や海陽町は「海沿いの田舎」というイメージで、どこもかしこも海と砂浜の町というかってな思い込みがありましたが、大間違いでした。

とある交差点から海沿いを離れる方向に曲がり、指定の住所にむかって行くと。。。。ひたすら深く深くなってゆく山。加茂谷どころの騒ぎではない山間の集落を幾つか過ぎ、そのまた奥に立つお家にようやく辿り着きました。

 

 

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家の目の前に広がる光景。山、山、山です。

家の中ではさすが、携帯の電波が入りません。

 

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こちらの家が、牟岐町の地域おこし協力隊小林大介さんのお宅。(下の写真 ↓ で、奥に立ってる男性です)

海陽町の藍染め・衣料品『トータス』のレキさんも、またまたこんにちは。

 

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牟岐町のもう一人の地域おこし協力隊員、つい先月の6月から赴任したばかりの中井さんも来ました。
(この3人、先日の城満寺さんでの上映会&ライブでも、そろってこのブログに登場していたのを覚えてますか?)

 

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この日は小林さんが高知から二人の先生方をお招きして企画・開催した「ハーブの虫除けスプレーとドライハーブのサシェづくり~野草染め体験つき」ワークショップに参加しに来たのです。

 

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ドライハーブのサシェを入れる袋の草木染めの先生は、『桑と茜』を主催する福田わかなさん。

草木染めでは動物性の繊維(絹や毛など)の染まりが良いそうで、同じ植物性の繊維(木綿や麻)を染める場合はちょっと下準備が必要とのこと。ミョウバン水に予め漬けておいた小袋を用意して下さっています。

 

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今回使用する茜(赤色)とすすき(カヤ:黄色)の染料液がお鍋の中で温められて待っています。

 

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こちらが、日本でも古くから赤の染料として使われてきた茜。

なんと!根っこなんですね!
実は山の中ならばけっこうあちこちに自生しているそうです。

ちなみに、この根っこで数回は繰り返し染めることができるそうです。初めて染める時よりも、2回目3回目の方がよく染まるとか。

 

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参加者は一人小袋2枚づつ。自分で好きなように絞ってゴムで巻いたり、洗濯バサミでつまんだりした小袋を、一つづつ茜の鍋とカヤの鍋入れます。

 

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染め上がるのを待つ間の時間、ハーブのチンキを作るために、かごの中に入った7種類のハーブをそれぞれ1本づつ取ります。

パッと見、同じように見えるハーブも2〜3種類あり、実は違う種類のものだと言われて初めてよく見て「おお!」とビックリ。

 

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各自の前に揃った、ハーブチンキ作りのセット。

こうして置くとなんだかとても本格的です。やってる気になります。

ちなみに、小さなコップの中に入った淡黄色の液体は、ハーブを漬け込んだお酢「ハーブ酢」を水で割ったもの。そのままでも普通に美味しいですが(イワモトはそのまま飲みました)、すっぱいのが苦手な場合は、黒蜜やはちみつなどを入れて甘くすればジュースの様になるそうです。

 

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ハーブの先生は、『牧工房』の内田牧子さん。

阿波池田出身のお祖母様から直伝の薬草の知識や、東西のハーブの使用法のワークショップで各地を飛び回っていらっしゃる方です。

 

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まずは、チンキ作り。

かごから取ってきた7種類の虫よけに効くハーブを用意してきた瓶の中にハサミで細かく切って詰め込みます。そこに、ホワイトリカー(焼酎でも可)をひたひたまで注いでおしまい。

これで冷暗所で3〜6ヶ月漬け込んで待てば、虫除けに効くハーブチンキの出来上がりです。実に簡単ですが、待つ期間は長い。当然、今日この場で作ったこれはここでは使えません。このまま瓶に入れて家に持ち帰り、冷蔵庫などに入れておきます。

最大の難関は、6ヶ月後にちゃんと覚えているか、ということです。

 

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チンキ作りが終わったところで、草木染めを一度取り出して、水ですすぎます。

それをもう一度染料の鍋に入れて、更に色をしっかりと濃く定着させるのです。

 

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この日の飲み物は、ハーブ酢の他に、水にハーブを入れておいたハーブ水もありました。

ただハーブを切って入れてあるだけですが、それでもほんのりとハーブの味が水に染み込んでいて、爽快な味わい。こうやって酢や水にハーブを入れておくという方法はこれまで知らなかった!こうやって見れば、ハーブというのは料理やアロマセラピーにちょっと使う以外に、もっともっと日常生活に普通に使うことができるんですねぇ。

 

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次に、虫よけスプレー作り。

ハーブチンキは既に作っておいてあるものを今回は使用します。そこに、虫除けに効くアロマオイルを自分の好みで数滴づつ垂らしてブレンドして、そこに精製水とエタノールを入れてスプレー容器にいれておしまい。

アロマオイルは、虫除けでは有名なミントやラベンダー、シトロネラ、レモングラスなど。

どうやら蚊はスッとする匂いが嫌いなようで、メンソレータムやサロンパスの匂いが大好きなイワモトはありがたいことです。

思えば、昔の自衛隊時代、北海道の原野の演習場で真夏に演習するときなどは、北海道の特産物「ハッカ油」を原液そのままスプレー容器に入れて身体中に吹きかけまくっておりました。

都会の真中でやったらとんでもないことでも、そこは北海道の原野の中。やたらスースーする匂いを発散させた汗みどろの陸上自衛隊員達が集団で木々と草木の森の中を駆け回っていたのです。良い思い出です。

そんなわけで、イワモト・ブレンドは、やっぱりミント系過多。匂いをかぐために鼻の下に持って行っただけで、目がススーっとして涙が出そうな虫除けよりも目覚まし効果が強そうなシロモノになっておりました。。。

 

 

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いよいよ、茜の鍋に入れていた小袋を引き出して、それぞれ絞りやツマミを解いてどのように染まり上がったかを見ます。

さすが、赤い染料の代表、見事にキレイな濃いピンク色に染まっています。

 

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黄色のカヤ染めの方はまだ色が薄いようなので、もうしばらく漬けておいておくことに。

その間の待ち時間は、本日のスペシャル・ライブ。以前に城満寺さんの映画上映会&ライブで、その深い歌声に大ファンになった、海陽町のシンガーソングライター「Sala Smile」さんです。

Salaさんは、今日のワークショップも最初から参加されていて、イワモトは隣のお席だったのでいろいろ作ったりしている間ずっととても楽しくお話させて頂きました ♡

 

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今日は、つい先日作ったばかりという新曲を披露していただいたり、参加者のリクエスト曲を歌ったりと、とてもリラックスした雰囲気の中でSalaさんの歌声をたっぷり20分ほど堪能しました。

海陽町で生まれ育ったSalaさんの歌声、そろそろとても聞いてみたい気になりませんか?

こちら ↓  がこの日のライブで歌った1曲『ENA』です。

 

 

ちなみにSalaさんは昨年の「かもかもフェスタ」で加茂谷に来られているので、この歌声覚えていらっしゃる方達も多いのでは?

 

それでは、黄色のカヤ(ススキ)の染料の方も引き上げてみましょう。

 

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茜は根っこがそもそも赤色で、いかにも赤く染まりそうな感じでしたが、まっ緑のカヤの葉っぱから染めたものがここまで黄色になるとは。

最初にカヤで布を染めてみようと思った人、スゴイな。

 

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この小袋を乾かしている間に、今度はドライハーブの詰まった袋、数種類の中から自分で好きな匂いの物を好きなようにブレンドして、それがサシェ(匂い袋)の中身です。

これもそれぞれの好みが出るので、出来上がった物をお互い渡しあって香りを比べ合いました。甘い匂いが好きな人、可憐な匂いな人、爽やかな匂いが好きな人、何となく本人の雰囲気に似た香りになっています。

ここではイワモト・ブレンドはやたらレモングラスがたくさん入りました。ラベンダーも出来る限りたっぷり。

ちなみに、ミントの葉はドライハーブには適さないので、たぶん皆さん見たことないと思います。肉厚なので無理やり機械などで超乾燥させない限り、ドライハーブにはならないとのこと。(その代わり、ミントはオイルがたくさん出回っています)

染めた小袋が完全乾燥するにはもう1日は待ったほうが良いので、袋の口を止める麻ひもは別にもらって持って帰ります。

 

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ワークショップを終えて、参加者の手元には、ガラス瓶いっぱいのハーブチンキ、虫除けスプレー、草木染めの小袋2枚、サシェの中身用のドライハーブブレンド。これだけいっぱい持って帰ることができるワークショップ、なんだかとっても嬉しい、と参加者の皆さんとても満足顔でした。

高知のオーガニックマーケットなどでハーブ製品を販売されている牧子先生。

ワタクシも「ゆずとにがりと微生物の(!!)かゆみ止め」を購入しました。

この後は阿南市にとんぼ返りして阿波踊りの練習があったので(覚えてますか、皆様?イワモトは一応「ささゆり連」の着流しメンバーなのですよ)、ワークショップ終了後にスグにおいとましなければならなかったのですが、他の参加者の皆さんたちはその後もずっと残って楽しい夕べの時間を過ごされていたそうです。

 

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さて、最後にもう一人、地域おこし協力隊員さん。

時間は少し前にさかのぼります。

 

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ここは鳴門市、全てのお遍路さんが少なくともここは必ず行くお寺、1番札所の霊山寺。

 

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その霊山寺の門の真ん前の通りを少し下って歩いて5分。

坂東郵便局のすぐ真ん前にある古民家を利用したギャラリーが詰め所になっているのが、鳴門市の地域おこし協力隊員さん。

 

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先日の愛媛県松山市での四国地域おこし協力隊の勉強会で、宿泊同室だった3人の女性の一人がこちらの鳴門市の河田奈弓さん。大学では、加茂谷コンビが先日お世話になったあの田口教授の教え子だったそうです。

河田さんが教えてくれたのが、鳴門のこの場所に「本物の昔ながらの製法でみりんを作り続けるお店がある」ということ。

 

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現在、スーパーなどで手軽に手に入るみりんの殆どは、「みりん風」であって、本当のみりんではない。そう聞いて初めて「そう言われてみれば「みりん風」と書いてある」と気が付きました。

本当に昔ながらの製法でつくると、お酒のように「粕」が残ります。その「みりん粕」はほんのり甘く、そのまま食べておやつにできるぐらいだそう。

せっかくの滋養と甘みに富んだみりん粕、なんとか他に利用できないか考えているという話を聞いて、「ほほぉ、それならぜひうちの近所の手作り好きの人たちに差し上げたい」と、やって来ました鳴門まで、というわけです。

(いえ、実は鳴門に来る用事が別にあったので、そのついでに案内してもらったのです)

この「ばんどう街角ギャラリー」の隣の隣にあるのが、こちらの『畑商店』、本物のみりんのお店です。

(みりんについてはオンラインショッピングでも購入可ですが、みりん粕についてはこちらのお店で直接お求め下さい。)

 

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その後、みりん粕はおいしいおいしいスコーンに姿を変えて戻って来た途端に、イワモトのお腹の中に消えていきました。

もちろん、作ったのはイワモトではありません。

持つべきものは、手作り大好きな隣人達です。ほっこり。


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