🌿大井のお父さん達大奮闘、春の鶴林寺へんろ道大清掃

戻ってまいりました。

加茂谷地域おこし協力隊員ブログです。

すみません。前回のポストから1週間近くあきました。そしたら、とっても予想外なことにこのブログは意外と多くの方々にご愛読頂いているようで、阿南市役所の定住促進課には「ブログ止まってるけど、加茂谷コンビは元気にしているのか?」とご心配のお声が数件あったそうです。本当にありがたいことです。

大丈夫です、生きてます。元気です。

ただ、むちゃくちゃ忙しかった+初の遠方出張(愛媛県松山市)行っていた、のです。

そんなわけで、この「空白の1週間」に起こっていたあれやこれやについては今後のブログ記事で逐次アップしていきますので、過去と現在を行ったり来たりとややこしいですが、どうかよろしくお付き合い下さい。

ちなみに、ワタクシは加茂谷コンビ1号、イワモトです。

今日の話はこの日曜日、6月26日のこと。

朝8時の大井地区、遍路さん用休憩所「あずまや」には、大井の猛者たちが大集合してとっても強そうな雰囲気でした。

 

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鶴林寺から遍路道を降りてきた所にある大井地区。毎年春と秋の2回、大井のお父さんたちはその鶴林寺〜大井地区のへんろ道の清掃や草刈り、整備をして下さっているのです。

歩きの遍路道が県道(車でのお遍路道)を横切る地点周辺の草刈りや土木工事を担当する組と、鶴林寺からその県道までの歩き道を清掃する組にわかれて、いざ出発。

「いつもやたら山を歩きまわっている」と大井の皆様にバレてしまっているイワモトは、当然の様に上側の鶴林寺から山道を降りてくる組をお手伝いすることになりました。

まずは、大井の総代さんに車で鶴林寺まで送ってもらいます。鶴林寺に登ってくるへんろ道は山門前の駐車場のところに出てきますが、鶴林寺から太龍寺にむかって降りていく道は大師堂と納経所の前に入り口があるのです。

 

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下りのへんろ道はひたすら続く階段。その1段ごとに予想以上に落ち葉がたまっています。

お遍路さん達が足を滑らさないように、ひとつひとつの段の落ち葉をきれいに掃き避けていく作業です。

 

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とにかくお遍路さんが安心して安全に鶴林寺のお山から下りられるように階段から飛び出ている木の根っ子やツル草なども丁寧にカットしていきます。

 

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この日は、前夜まで降り続いた雨がぱったり止んで、朝からとてもとてもよい天気。ここ最近、大雨の後には必ずそうであるように、青空に太陽が光り輝き、気温がどんどん上昇していきます。

ただ、このへんろ道は最初から最後までほぼ完全に頭上を木々に覆われている山道。木々の枝が優しく光をさえぎり、気温の上昇をおさえるため、清掃作業中の快適さに非常に貢献してくれています。

 

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春の遍路シーズンは終わり、大雨の直後とあって、日曜の割にはお遍路さん達の数もやや少なめ。大井のお父さんたちも「今日は、なかなかお遍路さん下りてこんなぁ」と首をかしげます。

それでも、午前中いっぱいの作業の間には、お遍路さんや山歩きの人たち合わせて10人そこそこが下りてきてすれ違いました。

皆さん口々に「ありがとうございます」「きれいに掃除して下さって、とても歩きやすかったです」と声をかけて通りすぎていかれます。午前中に鶴林寺を越えるこのペースならば、この後太龍寺を登って下りて、夕方までには平等寺に行き着く予定でしょうか。

 

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県道を横切る地点では、日当たりもよく春になるとあっという間に丈の高い草がボウボウと生い茂ります。

下から組の目覚ましい働きを示すように、県道の右と左のへんろ道入り口周辺は、見事にすっきりきれいになっていました。

 

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冬の間に排水口の中にたまってしまった土も、しっかりきれいにかき出してあります。

 

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鶴林寺から太龍寺へむけての下りへんろ道で、唯一木々の屋根がなくなるのが、この県道を横切る前後の地点。日当たりが良いため草が茂りますが、また木立の中へと続く道に入っていく階段の左右両側も、完全すっきり。

 

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勝浦町側から鶴林寺へ登っていく道は、四国遍路道で唯一の石畳が残っている道として有名ですが、こちらの太龍寺に向かって降りてくる道も非常に景色が良く、風情のある道です。

 

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大きな岩がゴロゴロと転がる沢の脇に沿ってつづく道では、もちろん「岩・コケ・滝」萌えのイワモトは萌えまくりながら歩きます。

 

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神社の前を通り過ぎると、ぱぁっと前が開けて大井地区とその向こうに太龍寺のお山が見える、美しい光景が広がります。

 

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大井地区の中を突き抜けていくへんろ道、この部分はいかにも「山里の中のへんろ道」といった昔ながらの狭い道が、苔むした石垣の間をくねくねとぬって続いていきます。

 

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歩きで野宿のお遍路さんたちには、野宿場所として有名な大井小学校(休校中)の周囲のおうちは、「お鶴さん」を一山越えて疲れているお遍路さん達への目へのおもてなしでしょうか。キレイに整えられた盆栽が道沿いに並ぶおうちや、可憐な薄紫の花がたくさん植えられたおうちがあります。

 

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午前の作業が終わり、大井のお父さん達は上から組と下から組が合流して、お弁当タイム。

このあと午後も引き続き、今度は大井小学校周辺やあずまや周辺の草刈りなどを夕方まで続けるそうです。

四国のお遍路道はどこも非常に良く整備されていて歩きやすい道が多いですが、なにもせずに自然にそんな綺麗な状態を維持できるわけはありません。草ぼうぼうではないのは、枯れ葉が山積みになったり枝や倒木が道に降り積もっていないのは、みんなこうやって地元の人達が誰知らず道をキレイにし、お遍路道の伝統を守り続けていてくれるからです。

そのことを本当に痛感したのは、イワモトが四国を歩きで一周し終わった後、高野山から勢いあまって京都や奈良の山々まで歩いていた時。道のわかりづらさ、所々ある歩きづらい山道。。。それが極普通の状態で驚くべきことではないとわかった時、四国の人々への、へんろ道を守り続ける地元の人々への感謝の気持ちでいっぱいになりました。

なんの事故も怪我もなく歩き通せたのは、ワタシの力ではない。まったくない。

それができたのは、道をきれいにしてくれている四国の人々のおかげ。

だから、そのご恩返しをしようと思ったのです。そして、帰ってきました。

この美しい加茂谷に。

 

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お弁当タイムを楽しむ大井のお父さん達に「また秋の作業の時もよろしくお願いします」と手を振り、一路東へ。

実はこの日は午後にも、また別の「お山もりだくさん」の予定があったのです。

それについては、次の記事にて!乞うご期待!

 


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